子供は高校生にもなると、友人たちとの付き合いで外出することが多くなってきます。それに伴って・・
勉強・部活などの目的で外に出ると、コンビニに行く頻度も増えます。すると、お小遣いが少なすぎることに不満をもつようになります。
小学生・中学生・高校生になると、どれくらいのお小遣いを与えるべきなのか・・
高校生のお小遣い 平均金額とは
月に使うお金:お小遣いの使い道とは
1ヶ月の所持金と使い方
これらの疑問について分かりやすく見ていきます。
お小遣いとして お金を貰っていない高校生もいる
小学生・中学生・高校生でお小遣いをもらっている子供の割合はこうなります。
お小遣いを頂いている小学生 73%
お小遣いを頂いている中学生 83%
お小遣いを頂いている高校生 80%
小学生でも毎月のお小遣いを与えるのは当然であることが分かります。そんな中で高校生になっても、家庭の教育方針で「お小遣いをもらっていない」という子供が2割ほどいます。
中学生よりも高校生の数字が増えていない理由は・・
この選択ができる年齢であるからです。あまり裕福ではない家庭の子供は自立心が強くなり「お小遣いを自分で稼ぎたい」と希望するようになります。
お小遣いの内訳・使い道に含んではいけないもの
このお小遣いの内訳は・・
通学に使う電車賃
学校行事に必要となるお金
文具費などの購入費用
これらのお金は含まれていません。
学校教育のために必要となる出費は その都度 親からもらいます。このお金をお小遣いに含めてしまうと、お小遣いの定義が他の子供たちと大きく食い違ってしまいます。
お小遣い 平均金額(小学校・中学校・高校生)
次は、小学校・中学校・高校生の1月あたりのお小遣いの金額「平均値」となります。
小学生 900円
中学生 2,500円
高校生 5,000円
高校生になると、進学のために塾に通ったり、習いごとや部活動で外出をする時間が飛躍的に増えます。そのため、交通費や外食のためのお金を持っておく必要があります。
学業以外でも部活・習い事・サークルにて消費するお金の上限も増えてくるので、それに応じたお小遣いが必要となります。
東京都内の高校生のお小遣いの金額分布
SMBC コンシューマーファイナンスが提供している「東京都内高校生のお小遣いの金額」によると、お小遣いをもらっている金額の分布はこのようになります。
東京都内高校生のお小遣いの分布 | |||||||
お小遣いの金額 | 割合 | ||||||
なし | 6.9% | ||||||
~5,000円 | 38% | ||||||
5,000円~10,000円 | 24.1% | ||||||
10,000円~20,000円 | 8.9% | ||||||
20,000円~30,000円 | 6.6% | ||||||
30,000円~40,000円 | 5.5% | ||||||
40,000円~50,000円 | 3% | ||||||
50,000円以上 | 7% |
高校生の月あたりのお小遣いは、5,000円以内が最も多く、1万円以内の範囲としてまとめると62%となります。そんな中、5万円以上と答えた高校生が7%もいる事に驚かされます(年間では60万円以上になります)。
このあたりの金額が相場になります。ただし、これは「東京都内の高校生」のアンケートを基に集計している金額であり、地方の高校生になると全体的に減少していくはずです。
高校生は所持金で何を購入しているのか?
高校生は、どのようなときにお金を使っているのか気になります。学校の昼食は弁当を作って持たせているのなら、お金を所持しなくても学生生活を送ることは可能なはずです。
しかし、高校生がお金を必要とする場面は多くありまあす。買っているのはこのようなものです。
ファッションアイテム(衣類・バッグ・アクセサリー)
CD・DVD・ゲームソフト・漫画
遊びに出かける交通費、遊技場やコンサートチケット
仲間で集まるコンビニで、ドリンク、スナック菓子、軽食を食べる
ゲームセンター・プリクラ、気になる相手へのプレゼント
中には「同人販売の漫画・アイドルCDの大量買い・ネットゲームの課金」などにお金をつぎ込んでいる高校生もいるので、趣味の範囲を超えていないか親がチェックする必要があります。
インスタ映えするスポットへの移動と入場料、スイーツショップに通うなど、YouTubeから音楽・芸能の刺激を受けて 急に流行るものがあります。そのため、数ヶ月で買う物がコロコロ変わります。
習い事や通学にまつわるお金はお小遣いに含まない
高校生の「お小遣い」という範囲には該当しない、お小遣いでは買わない物にはこのようなものがあります。
文具品
学業にまつわる全ての物
学校から指定されて購入するもの全ては「お小遣いとは別に」親がお金を出します。
また、「習い事のお金・塾の授業料・通学に使う自転車」についても、お小遣いの計算には含まれず、親が準備する必要があります。
お小遣いのお金にまわすために携帯電話料金を見直す
高校生・中学生の出費で最も気になるスマホ代を抑えることができれば、お小遣いのお金に回すことができます。
スマホを大手キャリア(au・Docomo・Softbank)から、SIMフリースマホへ切り替えます。SIMフリーのスマホとは・・
このような通信事業者と契約することです。
大手キャリアのスマホがそのまま使えて通話の品質はまったく同じです。SIMフリースマホ(Android)は Amazonで1万円5,000円から(買い切りなので毎月の端末代金の支払いはありません)。
部活動をしているとお小遣いは多めになる
部活動をやっている高校生は、部費として毎年一定のお金の徴収があります。
部活で必要となるスパイクやソックス、ラケット、グローブ、自分専用の楽器など、これらに使うお金も「お小遣いとは別に」親が用意します。
部活に必要となる道具は あらかじめ予算の見当がつきますが、道具とは別に予想外の金額が必要になることがあります。
遠征費として数万円の徴収があることも
部活をしている子供の所属しているチームが・・
県大会を優勝して全国大会に勝ち上がっていくのは親として誇らしいことです。しかし、トップチームで活躍するということは・・
この遠征費用がちょっとした修学旅行ほどの金額になることもあるので驚かされます。このお金も「お小遣い」とは別に準備する必要があります。
まとめ:高校生 お小遣い 平均 使い道 中学生
暇な高校生が集まる場所は、空き地や公園ではなく、ファーストフード店や入場料が必要なアミューズメント施設であったりします。そのため、ドリンクや軽食を買うお金が必要になります。
高校三年生になると頻繁に模試があり、図書館へ行くなど受験に備えて行動範囲が広くなります。コンビニで買い食いする頻度も増えるため、十分なお小遣いを持たせるようにすべきです。